ガンの除去手術と後遺症について解説しています


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ガンの切開手術と後遺症
ガンの除去手術 〜 ガンの手術後は、思いもよらぬ困難が待っています。


乳ガンの場合

乳ガンは診断が難しく、誤診も多いので注意しなければなりません。ハルスアット手術といって、乳房、その裏側の胸筋肉という筋肉、わきの下のリンパ節まで切除するので、あばら骨の輪郭が皮膚を通して透けて見え、腕の機能障害もひどいといいます。
 これは、美容上致命的な事態であります。欧米では、乳房温存療法が主流を占めています。

子宮頸ガンの場合

出血尿路損傷、膀胱機能麻痺、尿路機能麻痺、リンパのう腫、下肢、外陰浮腫、尿路感染症、尿管狭窄、骨盤死腔炎、性交傷害、肝炎、イレウスのような合併症があり、手術後比較的早く発生するということから、なんとも恐ろしいものです。

胃ガンの場合

胃の切除手術をすると、術後、さまざまな機能低下に苦しめられる。とくに胃全摘出の場合には、うどんを噛まずにうっかり一本飲み込んだだけで、七転八倒の苦しみにんるという。

大腸ガンの場合

切腹手術を受けると、リンパ節もごっそり切除しようとします。それは、リンパ節にあるガン細胞が、そこから別の臓器へ転移していくと考えるからです。そして、それに伴う合併症が起き、その一つに、排尿障害、性機能しょうがいが起こり、健康時には考えられなかった苦しみを受けることになります。

排尿障害で一番困るのは、膀胱内に尿が残る(残尿)ことです。また、下肢の感覚や、運動を支配する神経、あるいは下肢に向かう血管が手術のときに損傷されると、冷感、しびれ、ピリピリした鈍痛が生じたり、足首の関節が変形したりして、やがて寝たきり状態となって「床ずれ」など、新たな傷害を招くことになりかねません。

この症状は、例外なく必ず起こるといわれています。

直腸ガンの場合

人工肛門が必要となり、その上にビニール袋をかぶせ、糊で皮膚に接着しておき、そこに便をためて定期的に便をトイレに流さなければなりません。想像しただけでも気が遠くなります。

膀胱ガンも、尿はひっきりなしにビニール袋にたまるので、2〜3時間ごとにトイレに液を流さなければいけないし、寝るときも尿が漏れてしまう。つらいのは、袋を貼り付ける皮膚が糊でかぶれ、かゆみで苦しむことがあります。これが実態です。

ではどうしたらよいのか?

現在、アメリカではガンが減ってきたといわれています。その対策方法は、ガンを 「生活習慣病」 と考えて対処しているからです。したがって、食事が重要であって、なかでも機能性食品で治療する代替医療の方向に目を向けたからです。

しかし、ガンは多種多様で複雑であるため、ただやみくもに摂取すればよいというものではありません。それには、

 活性酸素をいかに減らすか
 免疫力をいかに高めるか
 腸内細菌の善玉菌をいかに増やすか

この3つの条件を組み合わせた食事法が一番効果的といわれ、さらに抗ガン剤の副作用さえ低減することが可能なのです。

ガン治療のリスクをすこしでも減らすために、代替医療は21世紀の光明となるでしょう。

ガンで怖い「再発の転移」 〜 毛細血管のケア

ガン患者さんが最も恐れるのは、「再発」 ということです。再発も同じ場所に再発したものならば治療のしようもあるのですが、他の部位に転移して再発した場合は、従来のガン療法という観点からは非常に治療が難しくなります。こうしたほかの部位への転移が最も怖いわけです。

毛細血管内に血栓ができて、血流が悪くなり、血管が破れてそこからガン細胞が体内に広がっていくというのが、ガンの転移のひとつのパターンです。転移を防ぐためには、毛細血管の強化というのが重要な意味をもってきます。機能性食品は、その重要な役目を果たしてくれます。

参考文献〜「ぼくがすすめるがん知慮治療」
(文藝春秋)
近藤 誠

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