ガン治療と抗がん剤について解説しています


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ガン治療のリスク
化学療法や手術を受ける前に心がけて下さい。人ごとではありません。
〜ガンのメカニズムや放射線治療、抗がん剤について〜

ガンのメカニズム

ガンは免疫病といわれます。健康な人の体にも、ガン細胞が多く発生しています。一日数百万個も発生するという説もあります。でも健康であれば、体の免疫力によって、出現したガン細胞は消滅してしまいます。

ところが、免疫力が落ちたときに「ここぞ」ばかりガン細胞は活発になり、そしてついにはガンという病気になってくるのです。
ガン細胞は、異常なまでのスピードで増殖します。ガン細胞は一個から二個、二個から四個へと、倍々ゲームのように、際限なくねずみ算式に増え続けます。



正常細胞は、増えた細胞の片方だけが残り、一方は死滅して、
全体として一定の細胞数に保たれていますが、ガン細胞は
無限に増え続けます。

ガン細胞には、二つの特長があります。そのひとつは、腫瘍血管新生です。ガン細胞は、さらに自己増殖を増大させようとして、栄養補給の血管(これを新生血管といいます)を独自に作るのです。

もうひとつは、ガン細胞には細胞が死滅していく現象であるアポトーシスがないことです。そのため、ガン細胞はどんどん増殖し続け、ついには患者の栄養を、すべて増殖のために使い、その生命を絶たせるのです。

したがって、ガン細胞の成長と増殖を食い止めるには、その栄養補給路である「新生血管」を除去することです。それができれば、ガン細胞は死滅していきます。

さらに、ガン細胞には、アポトーシスがないので、直接ガン細胞を死滅させることが必要なのです。

放射線治療

放射線治療とは、X線やγ線などの電磁波を、ガン細胞に照射して死滅させる方法です。しかし、ガン細胞を全部切り取ってしまう手術と比べると、死滅しないで生き残っている細胞もあります

また、照射されるときに正常細胞まで被爆するので、その副作用が発生します。そして放射線治療は、全身に移転したガン細胞に用いることができず、その使用にも限界があります。ですから、放射線治療の守備範囲は、照射したところにガンが留まっている場合にだけ、治る可能性があるとされています。

また、放射線治療には基準値があり、それを超えると白血球が減少、骨が溶けるという症状が現れるので、限界を超えないような治療を、あらかじめ患者も医者も注意しておくことが重要です。

放射線治療法と化学療法を併用すると、放射線の副作用も増強するので、放射線治療を中断することが多く、その間に、ガンが再増殖して、うまくいかないことが多くなっています。できれば化学療法との併用は避けたほうが得策とされています。

化学療法

化学療法とは、抗がん剤の投与治療です。抗がん剤で治るガン、治らないガンがあります。化学療法での問題点は、用いる抗がん剤によっては効果のでないガンがあったり、投与方法や投与のタイミングで効果が違う場合が多いことです。

さらに、抗がん剤には副作用という大きなデメリットがあります。

抗がん剤によって副作用で体が苦しめられる確率は100%に近いとされています。そして、ガンは治らず、延命させる効果も少ないケースが多いのです。

このように、デメリットの多い抗がん剤も、あえて使用しなければならないほど、現実は厳しいということです。



抗がん剤によって、吐き気や頭髪が抜ける
といった副作用に悩まされることが多い。

抗がん剤の副作用で最も悪いのは、白血球の減少です。白血球が多く減少すると、免疫力が落ちて外部からの細菌やウィルスに対して抵抗力がなくなります。

そして、ガン全体の三十パーセントがウィルスによるものとされ、とりわけ肝臓ガンの九十五パーセントはウィルス性といわれています。
また、肺炎などの直接的に命を奪う合併症を引き起こします。

患者本人が一番の苦痛を伴う副作用に、嘔吐があります。ひどいときには内臓が出るほどの苦しみがあります。これを見ている家族の人もガンの辛さが身にしみて、何もできない自分が情けなくなります。

抗がん剤は、自分の体に合えば劇的な効果がありますが、逆に悪化させることにもなりかねない二面性を持っています。

抗がん剤を使うことによって、再発の予防という作用もあるので、抗がん剤を使用するのですが、しかし、結果的には、それほど期待できるものではないということです。

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