傷口から侵入し発症 〜 「破傷風(はしょうふう)」
破傷風は、破傷風菌が傷口から侵入することによって発症する細菌疾患で、
場合によっては「窒息死」することもある、とても危険な病気です。
破傷風は半数が死亡する危険な病気
破傷風菌は、田畑や庭などの汚い土の中に存在し、ケガをしたときにその傷口から侵入します。潜伏期が4〜14日、その後で破傷風を発病します。
破傷風菌が体内に侵入すると、菌から生産された毒素が末梢神経や脊髄の細胞に入り、その機能を破壊します。
破傷風が発病すると、全身の筋肉がけいれんを起こし、呼吸ができなくなって約半数が死に到ります。
呼吸ができなくなるのは、横隔膜と呼吸筋が犯されるためで、発症してから最初の1週間が生死の境目になります。
破傷風にかかったら〜血清の注射、気管切開も
もしケガをしたときは、きたない土や泥をよく洗って消毒することです。
破傷風にかかった場合は、毒素を中和するために抗毒素血清を注射し、抗生物質も併用します。
けいれん発作が起こっているときは強力な鎮痛薬を注射し、麻酔をかけて呼吸筋を弛緩させ、気管切開して人口呼吸器を使います。
破傷風の対策〜まずは予防注射
破傷風には、予防注射をしておくことが必要です。
発病して筋けいれんが起こったようなときには、いろいろな薬物を使っても決定的な効果は期待できません。「予防」することが重要となってきます。
破傷風を食生活で改善
ウイルス、細菌に対して対応する、正しい食生活でサポートすることが理想的です。
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